FXを始める前に知っておきたいこと
私は約8年前、FXを始めたばかりの時に10万円をたった数日で9万円にしてしまいました。
その時の失敗をふまえ、FX初心者が大きな損失を出さないために知っておいてほしいことをお伝えしたいと思います。
FX会社はどこを選んでも同じではない
私が最初に開設した口座は「外為オンライン」でした。
FX会社はどこを選んでも大差はないと思っていたので、なんとなく有名っぽい会社かなと思って外為オンラインを選択しました。
現在外為オンラインは1000通貨から取引ができますが、その時は1万通貨からしか取引ができませんでした。なので、1万通貨で取引を始めたのですが、その時点で失敗していたなと思います。
レバレッジについて
FXにはレバレッジといって、少ない資金でも大きな金額の取引ができる仕組みがあります。
1~25倍までのレバレッジをかけることができますが、レバレッジが大きければ大きな利益を出せる可能性がある分リスクも大きくなります。
私はこのレバレッジの仕組みをよく理解していませんでした。
レバレッジは自分で設定できると思っていて、
基本的には1倍、設定を変えることで2倍以上に変更できると勘違いしていたのです。
しかし、実際はそうではありません。
預け入れた証拠金の金額と、取引する通貨のレート、取引数量によって自動的に決まります。
私がFXを始めた頃は1ドル80円前後だったと思います。
レバレッジの計算方法は通貨ペアのレート×取引数量÷証拠金です。
証拠金が10万円で1万通貨の取引をすると、レバレッジは8倍になります。
よくわからないままハイリスクなことをしていました(^-^;
レバレッジ1倍なら外貨預金もリスクは同じ
FXは危険というイメージがあるかもしれませんが、それはレバレッジを高くしている場合です。
レバレッジ1倍であれば外貨預金もFXもリスクは同じです。
私はFXを始める前に外貨預金をしていました。
外貨預金の場合、預ける時と引き出す時にそれぞれ手数料がかかります。
また、利息がつくのは半年に1度でした。
FXにはスプレッドといって、買う時と売る時の為替レートに差があります。これが実質手数料となるのですが、外貨預金に比べると大幅に安いです。
また、金利もスワップポイントとして毎日(土日は当日ではなく数日後にまとめて)もらえます。
為替変動によるリスクはFXも外貨預金も同じです。
なので、手数料を考えるとFXの方がお得です。
私もそう思って外貨預金をやめてFXを始めました。
「最低資金」という言葉に注意
FX会社のホームページなどに最低資金〇〇円とよく書いてあります。
この場合の資金はレバレッジ25倍の時に必要な資金です。
レバレッジ1倍で取引をする場合、取引通貨のレート×取引通貨数が必要な資金になります。
私がレバレッジ8倍もかけて取引を始めてしまったのは、この最低資金がどういう意味かよくわかっていなかったのもあります。
外貨預金なら1ドルから購入できるため、10万円の資金でも問題ありませんでした。
しかし、FXで1万通貨の取引をするには、10万円では十分とはいえません。
よくわからないままFXを始めてしまったのがすべての原因
FXの取引を始めて、外貨預金と同じ感覚で買ったらしばらく放置の予定でした。
チャートを全く見ずに、ドル円で1万通貨を買いました。
しかし、その後すぐにレートが下がり10万円の資金が評価価格9万円ほどになりました。
1万通貨で取引すれば1円下がると1万円の損失になります。
1円くらいならすぐに変動します。
全く知識がなかった私は、9万に下がったところでこれ以上損失が出るのが怖いからとポジションを決済してしまいました。
初心者が失敗しないためには
レバレッジやロスカットの仕組み、取引に必要な金額など最低限の知識は勉強しましょう。
そして、まずはレバレッジ1倍で少額から取引することをおすすめします。
取引通貨は馴染みがあり、安定性のあるドル円がおすすめです。
最近は1000通貨から取引可能なFX会社も多いです。
SBI FXトレードなら1通貨から取引ができます。
まずは取引に慣れていって、自分に合った取引手法を探してみてください。